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ご存知ですか?

歯周病は歯を失う原因の第1位です。

30歳以上の成人の約80%が歯周病にかかっていると言われています。
初期は痛みがなく、気付かない間に進行していき、最終的には歯を失う原因となります。
理由は歯垢の中の細菌により歯肉が炎症を起こし、進行が進むにつれ骨まで溶かしてしまうからです。

歯周病は全身の健康にも影響します

口の中の病気と軽く考えてはいけない病気が「歯周病」です。 炎症が続くと歯周病菌の毒素が血液に乗り全身に周り、影響を及ぼします。

歯周病と関連がある全身疾患

  • 糖尿病
  • 肺炎
  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 脳梗塞
  • 骨粗鬆症
  • 早産
  • 低体重児出産
  • 頭痛
  • 肩こりなど

特にご年配の方は「誤嚥性肺炎」のリスクを下げるためにも、歯周病ケアが重要です。

ご高齢の方の様子で最近こんな症状はありませんか?

  • 食事の量が減った
  • 食事中にむせる
  • 咳き込む
  • 微熱が続いている

ご高齢になると、飲み込む力や噛む力、咳で異物を輩出する力が弱くなり、口腔内の細菌や逆流した胃液が肺に入ること(誤嚥)があります。菌が肺へ侵入すると「誤嚥性肺炎」を引き起こしてしまう可能性が高くなります。
肺炎は日本人の死亡原因の第3位となっており、肺炎で亡くなる方の約95%は65歳以上のご高齢の方です。

最近のデータでは、定期的に口腔ケアを行なっている方は、誤嚥性肺炎を起こす確率が低く、有効性が高いと出ておりますので、痛みや症状がなくとも、定期的な口腔ケアを行うことが、健康を保つために重要だと思います。

ご自身のお口の状態をチェック!

ご自身のお口の状態をチェック!
  • 歯肉の色が赤いもしく黒ずんでいる
  • 歯茎が腫れている
  • ブラッシングをしていると歯茎から血が出る
  • 口臭が気になる
  • 歯が長く伸びてきた
  • 起床時に口が苦く、ネバネバして気持ち悪い
  • 歯肉を押すと白い膿がにじみ出てくる
  • 歯と歯のあいだに食べ物が挟まりやすい

一つでも当てはまるようでしたら、早めの受診をお勧めします